その友人は、ザリガニ料理を食べに行くことはあるけれど、それほど好きというわけではなく、自分から食べに行くことはほとんどないそうです。ただし周りには、ザリガニが大好きで、この時期になると週に数回のペースで食べに通う人もいるとのことでした。もちろん中には「苦手」という中国人もおり、その友人の奥さんは「あたしはイヤ!」と言ってついてきませんでした。

ザリガニは高級料理だった?

 さて、その友人に店をピックアップしてもらい、地下鉄「長寿路」駅近くにあるザリガニ料理専門チェーン店「蝦満堂」を訪れました。昼に訪れたところ席は空いていましたが、夜には長蛇の列ができるほどの人気店だそうです。

 店に着いて早速メニューを眺めてみると、意外に値段が高いことに驚かされました。ザリガニなんてその辺の川ですぐ釣れるのだから、1皿50元(約820円)くらいかと想像していたのですが、一番安い「並サイズ・中皿」ですら108元(約1780円)からでした。「大サイズ・大皿」ともなると298元(約4900円)にもなり、やや高級な火鍋料理屋のような値段設定です。

 なお、一番高いメニューは、「パーティー用フルコースセット」の1888元(約3万1000円)でした。テイクアウトもできるそうですが、ザリガニパーティーなんてやる人いるのか!?

 ザリガニ料理の種類はいくつか用意されているものの、基本的にどれもピリ辛系のスープで煮るという料理しかなく、違いは使用する香辛料や辛さの程度しかありません。これは他の店でも同様で、ザリガニ特有の泥臭さを掻き消すため、こうした調理法に限られているようです。

 今回はオーソドックスと思われる味付けの「並サイズ・中皿」を頼み、サイドメニューとして頼んだ枝豆をつまみつつ料理が出てくるのを待ちました。