米東部ニューハンプシャー州で大統領選を取材した。

 大統領選取材は今年で8回目になるが、最も先が見ない選挙と言って差し支えない。それほど混迷している。理由が3つある。

 1つは米有権者がいま右派と左派でほぼ同率に分断していること。

 2つ目は、過去の大統領選では選挙資金額と得票数に強い相関関係があったが、この見方が通用しなくなってきたこと。

 3つ目が「サイコグラフィック(心理学的属性)マーケティング」などの新しい手法が選挙活動に応用され始め、有権者の投票行動が読みづらくなっていることだ。

 以上の3点を詳述する前に、現地での様子を少し記したい。

 1月末の当欄で、バーニー・サンダース候補(以下サンダース)の躍進(米大統領選:トランプも驚くサンダース躍進)について記した。

 アイオワ州で僅差の2位につけたあと、ニューハンプシャー州では1位になり、注目の度合いが高まっている。

 予備選の数日前、同州東部ロチェスター市で行われたサンダースの集会を取材した。