文在寅大統領をフリ続ける北朝鮮

 今回の党大会報告で金正恩総書記は、防疫協力や北朝鮮の開発観光など文在寅政権の対北提案を一つひとつ挙げて「非本質的問題」と一蹴。金剛山観光地区内にある韓国側施設について「運び出せ」とまで発言している。

 非核化への言及はなく、「核」ばかり少なくとも36回も言及し、戦術核・巡航ミサイルなど対南打撃用兵器の開発を指示した。さらに、北朝鮮は改正された労働党規約の「祖国統一」の部分に「強力な国防力で軍事的脅威を制圧する」という文言を挿入までしている。

 しかし、文大統領は新年の辞で、「今年は南北が国連に同時加盟して30年になる年」としたうえで、「朝鮮半島の平和と繁栄が国際社会にも役立つことを、南北は手を取り合ってともに証明しなければならない。戦争と核兵器のない平和な朝鮮半島こそが、民族と子孫に残すべき私たちの義務だ」と述べた。

 恋愛成就には、相手の考えや意見にしっかりと耳を傾けることが鉄則である。文在寅氏が大統領に就任して早4年。今年は彼の恋が成就する年となるか。

(羽田 真代)