国際感覚を持ち合わせていない韓国人の民度

「独島は韓国の領土ですが、竹島は日本の領土です」

 産経新聞のソウル支局長を長く務め、現在、同新聞社の客員論説委員である黒田勝弘氏は、この言葉を伝家の宝刀のごとく使ってきた。韓国地上波のテレビ討論に出るたびにそう言っていたのが印象的だ。黒田氏が独島問題についてどう考えているかは、大方の韓国人なら知っている。にもかかわらず、竹島問題に関するテレビ討論でそう言うしかなかったのは、韓国ではこの問題をきちんと話せるだけ土壌がないことを意味する。

 韓国で最も公正な討論会の司会者として知られている総合編成チャンネル、JTBC社長の孫石熙(ソン・ソクヒ)氏ですら、独島問題に関する討論会に「独島が日本の領土」だと主張する人をただの一度も招いたことがない。つまり韓国という国では、今まで一度も独島問題に関してまともな討論が行われたことがないのだ。

 常識的に考えて、討論というものはある問題について反対の意見を持つもの同士が互いに意見を戦わせる場である。本来は「独島は韓国の土地なのか日本の土地なのか」のようなテーマを巡り、立場の違う人が主張すべきだろう。

 しかし、韓国ではその図式は成立しない。「独島が我が領土というのは、天の神も地の神も知る自明の真理であるから、間違った前提を巡って議論するなどありえない」のである。よって、独島問題に関する討論となると、そのテーマは大抵、「独島に関する日本の挑発にどのように対処すべきか」とか、「独島はなぜ我が領土なのか」になってしまう。同じような立場の人たちが集まって、一晩中、議論を行うのだ。

 これは韓国という国がどれだけ未開であり、第三世界の新生独立国であるかを端的に示している。インドやオーストラリアとともにG10への招待が計画されるほど、経済力では世界的な先進国として認められているのに、いまだに国際的な感覚を持ち合わせていない、恥ずかしい民度を持つ未開の国なのである。