ニューヨーク州司法当局、刑事捜査に着手

五、いよいよ司直の手が「トランプ・オーガニゼーション」に伸びた。

 これまで水面下で捜査を続けてきたニューヨーク州のレテシア・ジェームズ司法長官(民主党)が、5月18日、トランプ前大統領の一族が運営する企業「トランプ・オーガニゼーション」に対する民事ではなく、刑事捜査に着手したことを明らかにした。

 本来ならライバルのニューヨークのマンハッタン地区検察局のサイラス・バンス首席検事とも協力して捜査に当たる。

 同検事は、これまで同社の銀行詐欺容疑や税制上の優遇措置をえるために保有資産の価値を不正操作した容疑などでの立件を視野に捜査してきた。

 ジェームズ司法長官も資産価値の操作疑惑などを民事事件として調べていたが「捜査の性質が純粋な民事のものではなくなった」と同社に通知した。

 トランプ氏は900字にわたる長文のステートメントを出し「私の犯罪を必死に探す捜査は魔女狩りだ。腐敗した発展途上国並みの政敵追い落としの茶番だ」と激しく批判した。

 司法当局は、トランプ氏の私的弁護士だったルーディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長、「トランプ・オーガニゼーション」のアレン・ワイズバーグ元CEO(最高経営責任者)を訴追するとの観測が広がっている。

 捜査の手は同社に関与してきたドナルド・ジュニアはじめトランプ一族、そしてトランプ氏自身に及ぶのではないか、との憶測も出始めている。

 大統領を辞めている以上、大統領特権は行使できないし、また大統領恩赦は連邦裁の判決にしか適用されない。州裁判には適用されない。逃げ場はない。

(https://www.npr.org/2021/05/19/998231343/criminal-investigation-into-the-trump-organization-in-new-york-what-we-know)

 長年トランプ氏の顧問弁護士を務め、脱税、選挙資金不法乱用などの有罪判決を受け、3年間服役し刑期を終えたマイケル・コーヘン氏はニューヨーク州司法長官の捜査着手についてテレビとのインタビューでこう述べている。

「トランプという人物は、すべての罪を他人に押し付け逃げまくる。そのためには息子、娘も犠牲にする」

(https://www.msn.com/en-us/news/politics/michael-cohen-said-he-believes-trump-will-flip-on-all-of-them-including-his-children-during-the-criminal-investigation-into-his-company/ar-AAKbd2G?li=BBnb7Kz)