東京五輪・パラリンピック開幕まで、あと50日を切った。コロナ禍での五輪開催という未曾有の状況下、日本国内は「開催か中止か」で大きく揺れている。

 その中で、韓国はと言えば、新手の日本へのネガティブキャンペーンが展開中だ。今回、一部の反日主義者が主張しているのは、東京五輪に出場するゴルフ代表チームのユニフォームである。太陽をイメージしたユニフォームのデザインが「旭日旗を連想させる」と指摘したのだ。

 東京五輪と「旭日旗」を巡っては、反日運動家としても知られる誠信(ソンシン)女子大学教授の徐敬徳(ソ・キョンドク)氏が、国際オリンピック委員会(IOC)に五輪での「旭日旗」の持ち込みや使用の禁止を求める書簡を送っていることが明らかになっている。

 また、ソウルの日本大使館前や独立門前では、学生団体「韓国大学生進歩連合(大進連)」の学生メンバーが「五輪に関連した日本への抗議」と称して旭日旗を燃やすパフォーマンスを実施している。

 この団体は、1980年代の韓国で学生運動が活発化した時代に前身の団体が結成され、その後、名称を替えたり、他の団体と合併するなどして現在に至る。「親北」「反日」「反米」を打ち出していおり、特に文在寅氏が大統領になって以降、活動の幅を広げ存在感を増している印象だ。

 さらに、東京五輪に関する反日トピックを付け加えると、来年の大統領選挙の候補者として目されている二人の政治家が「竹島」の表記について物言いをつけている。

 二人の政治家とは、首相経験者である丁世均(チョン・セギュン)氏と李洛淵(イ・ナギョン)氏だ。両者ともに自身のSNSを通じて、東京五輪・パラリンピック組織委員会の公式サイトに掲載されている日本地図に「竹島」と表記されていることに不快感を示し、「地図から削除することを日本に求めていく」と述べた。また、日本がこれに応じなければ「韓国が東京五輪をボイコットすることも辞さない」という考えも示している。

 もっとも、ゴルフ代表のユニフォームに関しては、テレビや新聞で一斉にされたが、現状では世論がそこまでの盛り上がりを見せているとは言いがたい。日本と旭日旗を結びつけて騒ぎ立てることが常態化していて、国民も「またか」ぐらいにしか思っていないこと、また新型コロナによる長引く影響から五輪そのものへの関心も低くなっているということが考えられる。

 二人の首相経験者の反日コメントも、当然のことながら日本政府は無視している。IOCからも特段のコメントは発表されていない。