「双減」政策の導入で教育関連銘柄が暴落

 その投資信託は相当な手数料を取っているので、自信のある人気商品であったのだろうが、今になって私の判断が正しかったことが証明された。

 7月24日、中国政府(党中央弁公庁、国務院弁公庁)は、いきなり教育改革政策「双減」政策を打ち出し、教育・学習支援サービス産業の非営利化を決定したのだ。

 これを受けて週明け26日、ニューヨーク市場に上場していた好未来、新東方など中国の民間教育・オンライン学習支援企業が一時的に26%以上暴落した。この政策の発表は事前に予想されていたので23日の段階で、「高途」「好未来」「新東方」といった中国大手教育・学習支援企業のADR(米国預託証券)は63%、70%、54%と暴落していた。同様の総崩れ現象は香港株式市場も同じだ。

「双減」とは、一言で言えば「中国版ゆとり教育」。具体的には宿題と学習塾の2つを減らす、ということだ。

 正式名称は「義務教育段階の学生の宿題負担と課外授業負担のさらなる軽減に関する意見」。地方当局および関連部門は、この要請を真面目に実施するよう要請された。

 理念としては、良好な教育環境をつくり、保護者たちの子供の教育に関する焦り、悩みを緩和し、学生たちの全面的発展、健康的成長を促す、としている。