2.海空軍の増強を諦めた北朝鮮

 北は、核・ミサイルに資源を投入してきた半面、海空軍の整備を全く進めてはいない。

 展示飛行を行った対地攻撃機の「Su-25」、戦闘機の「MiG-29」戦闘機は、1980年代に旧ソ連から供与されたものだ。これ以降は、新型機を1機も生産あるいは導入していない。

 戦闘機を開発できる技術力もなければ、購入する資金もないのだろう。

 海軍はどうか。新浦級弾道ミサイル潜水艦を1隻建造したが、数回、埠頭を離れて活動を行っただけだ。

 潜水艦発射弾道ミサイルを発射する様子を見せたが、この潜水艦から発射は行わなかった。実際は、新浦の埠頭に係留されている新浦級潜水艦の近くに浮いている水中発射台からの発射であった。

 1000トン級以上の軍艦は3隻有しているが、約30年間全く動いていない。

 海軍軍艦で動いているのは、小型のミサイル艇・哨戒艇、ミゼット級潜水艦、半潜水艇だけだ。

 ミサイル艇・哨戒艇は、沿岸近くでの哨戒活動で、ミゼット潜水艦や半潜水艇は、韓国の沿岸部にまで進出して活動している。