①火星12号、②昨年9月、③今年1月5日、④今年1月11日

 2021年9月のものは、流線形の弾頭部に翼が付いた滑空体(グライダー形)で、どちらかというと、中国の極超音速弾道ミサイル「DF-17」の形状(翼が広がる形)に似ている。

 2022年2回のミサイルは名称がなく、弾頭部分はグライダー形ではなく、通常軌道の弾頭部の形(円錐形)で翼が小さく、中国の短距離弾道ミサイル「DF-15」に似ている。

 北は、2021年9月に実験したグライダー形の滑空体については、今後も力を注いで、実験を続け、完成を目指すであろう。

2.1月5日:円錐形で水平移動飛翔実験か

 北は、2022年1月5日、極超音速ミサイルの発射実験を行ったことを発射直後の写真1枚だけ添付して公表した。

 同時に「滑空体が700キロ飛翔し、当初の発射方位角から120キロ側面に移動し、命中した」と発表した。

 写真を見ると、発射推進ロケットは、火星12号に類似している。また、弾頭部は、火星号、ノドン、スカッドと比べても、細くて長い形だ。

 防衛省は、「ミサイルを1発発射し、高度は通常のミサイル軌道よりも低く約50キロで、飛翔距離は、通常の軌道だとすれば500キロであった」と認め、そして、「新型の弾道ミサイル」であると評価した。

北朝鮮のミサイル発射、左:1月5日、右:1月11日

噴射口を動かして方向を変更する仕組みと飛翔(イメージ)