反日を超える日本コンテンツが描く未来

「鬼滅の刃」に魅せられた韓国人は他の日本漫画にも関心を寄せた。「ドラゴンボール」「スラムダンク」「ONE PIECE(ワンピース)」など、ブームが過ぎた日本漫画コンテンツも注目を浴びて市場が拡大した。また、ネットフリックスやワッチャといったオンライン動画サービスでも日本アニメに接する韓国人が増えている。

 韓国の日本漫画市場は、1990年代に「ドラゴンボール」「スラムダンク」「クレヨンしんちゃん」が、2000年代には「ONE PIECE(ワンピース)」や「花より男子」などが人気を集めた。「クレヨンしんちゃん」は現在も韓国人から愛されている長寿番組の一つである。

 金大中大統領は、1998年から2004年までの6年間に、日本の大衆文化を4回にわけて開放した。日本の漫画が堰を切ったように韓国市場を席巻し、「クールジャパン」という言葉が流行るほど、韓国の漫画やコンテンツは日本風に染まっていった。根強い反日感情も、日本漫画への愛情を阻止することはできなかったのだ。

 韓国人は、高いクオリティを誇る日本の漫画を愛している。「鬼滅の刃」に続く「呪術廻戦」シリーズに対する愛情も、反日感情を上回る。韓国のアニメファンは文在寅政権における反日の不条理を感じ、体験したが、今後政権がどのように変わろうとも、韓国の日本漫画人気が衰えることはないだろう。

 現与党議員でさえ「銀河鉄道999」や「ガッチャマン」のコスプレで反日を叫んでいるのだから。

(金 愛)