信仰を捨て共産主義に走ろうとする韓国人

 終戦から朝鮮戦争の激動の時代の中で、彼はどんな国家を建国したかったのか、また今の韓国を見てどう思っているのか、同じキリスト教の信仰を持つ者として興味が湧く。韓国人が自らの自由意思で、神を捨てて共産主義に走るというならば、そして、時代は繰り返すのならば、韓国人は祖国を守ることができるのか。

 現実的にも韓国は家計債務がGDP(国内総生産)を超えている。その借金によって不動産バブルが成り立っている。1月5日の朝鮮日報には、「韓国の土地を売れば、日本列島が買えるようにしてくれた文大統領」という皮肉たっぷりのコラムも掲載された。韓国の国土面積は日本の4分の1ほどしかないにもかかわらず、2025年には日本と韓国の国土全体の不動産価格は逆転するのだそうだ。

 落ち着いて考えてみると、おかしな話である。バブルがはじけなくとも破綻するだろうと言われ続けて久しいが、なぜかこの国はまだ破綻していない。

 こんな韓国ではあるが、もし何らかのきっかけで経済破綻、もしくは国民が一時の感情で共産主義を選ぶことになったらどうなるのだろうか。そして、我が家はどうなるのだろうか。

 息子は「大丈夫だよ、死なないから。ネットの世界でフツーに生きていけるよ」と簡単にいう。

「今だって、お母さんが付き合ってるのは左翼韓国人じゃなくて、オンライン上で仲良くなった人とかFBF(Facebookfriends)とか、そんな感じでしょ? ここに住んでても、全世界につながってるじゃん。コロナが終わってもそれはそれで続くんでしょ? メタバースとかに入っちゃえばこの世が別にどうなっても、もう関係ないよね。まあ地下活動っぽくはなるんだろうね。どんなにダイエットしても肉体は消せないからね、ハハハ」と丸顔の15歳が笑う。

 コロナ渦の韓国で去年はメタバース元年だった。

 もともとネットインフラ整備が良くできていること、ゲーム人口が多いことで、20代、30代の若者たちはもちろん、デジタルネイティブと呼ばれる子供たちも一気に仮想現実の世界に飛び込んだ。

 学校や幼稚園で体験学習ができない部分をオンライン授業やVRで補うようになり、ソウル市、釜山市などの教育庁は大手教育関連企業と技術提携し、最新技術の導入に意欲を見せている。韓国は教育トレンドの移り変わりも非常に速く、試してみて評判が悪ければすぐにまた変わる。親のほうがついていくのに必死である。