いきなりだが、ここでクイズ。8月9日、8月10日、8月11日――それぞれ、ある「記念日」に制定されているが、おわかりだろうか。

正解は、9日は、美白の女神の日、ハグの日、パソコン検定の日など。10日は、パンケーキの日、カロリーコントロールの日、豊後高田市全力発展の日など。11日はおかあちゃん同盟の日、ロールちゃんの日など...だ。

聞きなじみのない記念日が多数あるかもしれないが、これらは一般社団法人・日本記念日協会が認定したものだ。はたして、どういった基準で制定されるのか。代表の加瀬清志理事に話を聞いた。

個人での申請も可

日本記念日協会は1991年に設立された。企業、団体、個人などが宣伝や社会的啓発を目的に作成した「オリジナル」記念日の認定・登録を主な活動とする。2016年10月末時点で、1600件を超える記念日が登録されている。

例えば、毎月9日に訪れる「パソコン検定の日」。これは、パソコンのスキルアップを目的とした各種検定試験を開催する財団法人全日本情報学習振興協会が申請した。検定試験はその実力にふさわしい級(9)を判断する、との意味から毎月9日が記念日に選ばれた。

また、こちらも毎月10日に記念日を迎える「パンケーキの日」は、日本ハムが申請した。パンケーキを食べる時に使うフォークを1に、丸いパンケーキを0に見立て、2つを合わせた「10」が由来となっている。

その他、個人での申請もあり、結婚や子供の退院、新居完成などの祝い事を記念日として登録する場合が多い。

記念日の数によって「登録料」が変わる

申し込み方法は以下の通りだ。

まず、「記念日の由来」や「目的」、「イベント予定」などを明記した申請書を同協会に提出する。

その後、協会が「政治的、宗教的、反社会的な要素は無いか」「文化的・社会的意義はあるか」などの審査基準をもとに協議。見事、審査を突破すると、協会の「お墨付き」をもらえる。合格率は例年8割ほどだ。

登録料は、1件10万円(税別、以下同)。同一記念日が年に2日のときは、1件につき17万円。年に3日だと、1件ごとに20万円。以下、同一記念日の日数が12日までは1日増えるごとに3万円加わる。

加瀬清志代表理事は2017年8月8日、J-CASTトレンド編集部の取材に対し、

「私たちは、その日付があることで、行動が起きたり、知るきっかけになったり、モノが売れたりという『記念日文化』という考え方を大切にしています。審査でもその点は重視しています」

と、協会理念を明かす。

最近では、SNSで「○○の日」が話題になることが多く、申込件数も増加傾向にあるとのこと。17年度は250件の申し込みを見込んでいる。