2020年の夏は、新型コロナウイルスの影響で花火大会や祭りの中止が相次いだ。着物や浴衣姿で外出する機会は、めっきり減ったかもしれない。

だが、それでも着ている人は多いようだ。J-CASTトレンドは、「普段から着物を着ている」、「この夏浴衣を着た」という女性計3人に話を聞いた。

浴衣で出社、家の中で撮影して楽しむ

7年ほど前から日常的に着物や浴衣を着ている最初の女性は、新型コロナの感染拡大後に着る機会が「増えた」という。夏の今は週1、2回の頻度で浴衣を着ているそうだ。「浴衣で会社に行くこともあります。慣れれば5分〜10分で着られるので楽なんです」。

また、今年はとくに浴衣が破格の値段で販売されているといい、コロナの拡大後も着物と合わせて6枚以上を購入したと明かす。花火大会や祭りだけでなく、友人との食事会でも着ており、イベントでなくても着物で出かけることに抵抗はないと話した。

「浴衣を着て友だちと家で遊びました」と答えた二人目の女性は、祭りなどには行かないものの今年の夏新たに2枚購入した。浴衣に合わせるメイクやヘアアレンジを考える時間も楽しいと言い、「出かけなくても家の中でフードを用意して写真を撮って、十分楽しめました」と説明した。まだ機会はないが、浴衣や着物で買い物に出かけてみたいと望む。

三人目の女性は、7月と8月に1回ずつ、浴衣で友人らと街で食べ歩きしたり、プリクラを撮ったりした。花火大会などが中止になり、「せめて夏の思い出作りに」と考えたようだ。

「マスクは事前に浴衣に合うものを用意して、顔が覆われていても写真を撮った時に統一感が出るようにしました。普通の服よりも非日常感が出て気分も上がった」。

昨年は浴衣で祭りに行ったが、今年は街に出かけるなどして、着る頻度自体は変わらなかったと話した。

新型コロナが感染拡大中も約7割が着物購入

BuySell Technologies(東京都新宿区)が実施し、20年8月24日に結果を公表した「着物に関するアンケート調査」。同社の着物ECサイト「バイセルオンライン」のサイト利用者275人が対象だ。

「緊急事態宣言後、キモノを着る頻度はどのように変わりましたか」。この質問に対し、36%が「変わらない」、7%が「増えた」と回答した。「最後にキモノを購入したのはいつですか」との問いには、「1か月以内(49.8%)」と回答した人が最も多く、「2〜3か月以内(19.5%)」と続いた。

さらに、「コロナ禍においても、キモノが快適な暮らしをもたらすと思いますか」には、82.6%が「はい」と答えている。調査は8月11日〜13日にインターネット上で実施された。