「都道府県魅力度ランキング」が、2021年10月9日に発表された。毎年1〜47位の順位がつけられるが、上位層と下位層はほとんど変わらず、北関東3県は下位に定着している。

群馬県の山本一太知事は、「こんな根拠の不明確なランキングの順位に、振り回されるようなことはない。が、過去のブログで約束したように、毅然とした対応を取らせてもらう。今週中に検証チームを招集し、今後の手順を話し合う」と10日付のブログで表明した。一方、大手マスコミはこのランキングを毎年大々的に報道している。

「誰が気にしているのかな」

調査を行っているのは、ブランド総合研究所(東京都港区)という民間企業だ。各地域に対しての認知度、魅力度など、89項目の設問に5つの選択肢から答える。「とても魅力的」を100点、「やや魅力的」を50点、「どちらでもない」、「あまり魅力を感じない」、「全く魅力的でない」を0点として、自治体ごとに集計、点数として算出。

今年のランキングを報じたのは、日本テレビやTBS、テレビ朝日、フジテレビ、NHKといった主要テレビ局に、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞など主要紙だ。共同通信も記事を配信している。

群馬県は魅力度ランキングで、40位以下から脱したことがない。中・高6年間を群馬県で過ごした男性は、「気にしていないです」と苦笑。

「『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列)などは、反応しているところを取り上げますよね。だけど、誰が気にしているのかな、というのが正直なところ。切り口が違えば、変わってくるのではないでしょうか」

と話した。また、ランキング自体は知名度ランキング的な要素が大きく、観光地がほとんど知られていないことも影響しているのでは、という見解も示した。半面、都道府県が47もあるのだから、知られるきっかけにもなるので良いとポジティブな意見も出た。

閲覧者を増やしているのでは?

「魅力度、埼玉45位に下落」と日本経済新聞に報じられた埼玉県民の男性は、

「正直毎年低いから、どうでもいいです」

と興味なさげだ。埼玉県の順位について「魅力がないというのは、観光地とか、海とかがないのを指していると思っています。埼玉県民は、埼玉の住みやすさに魅力を感じていると思います」と反論した。

また、マスコミが毎年ランキングを取り上げることについて、「ランキングはぱっと見でわかりやすいので、きっと報道することで閲覧数が増えるからではないでしょうか」と指摘した。