20日午前の東京株式市場で、日経平均株価は一時前日比250円超上昇し、取引時間中としての今年最高値を更新した。2015年8月以来1年10カ月ぶりの高値水準。欧米主要株価の上昇や外国為替市場での円安を好感し、幅広い銘柄が買われた。午前の終値は219円92銭高の2万0287円67銭。

 東京外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台後半に下落した。米利上げ期待などを受け、投資家のドル買い・円売りが優勢となった。正午現在は111円66〜66銭と前日比56銭の円安・ドル高。

 米国株式市場で19日、ダウ工業株30種平均が2営業日連続で史上最高値を更新した。フランス議会選挙を無難に通過し、欧州主要国の株価も軒並み上昇。円相場の下落も追い風となり、業績の上方修正が期待される電機、機械など輸出関連株や金融株を中心に値上がりする銘柄が目立った。市場関係者は「リスク回避姿勢にあった投資家が株式市場に戻り始めている」(銀行系証券)と、投資家心理の改善を指摘した。

 東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、15.80ポイント高の1621.87。