【ヌサドゥア(インドネシア)時事】インドネシアのバリ島で開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は12日午後、閉幕した。議長国アルゼンチンのドゥホブネ財務相が記者会見し、米国と中国の貿易戦争を念頭に「通商摩擦を解消する必要性で一致した」と述べたものの、対立打開の具体策は示さなかった。共同声明は見送られた。

 米中摩擦は世界経済のリスク要因として各国の株価を圧迫しており、G20では参加国・地域から懸念が相次いだ。ドゥホブネ財務相は、G20メンバーが、貿易について「成長のエンジンとして重要だ」との認識を共有したと説明。通商摩擦が株安などの形で金融市場に対する悪影響を及ぼすことに懸念を表明した。

 その上で「G20はメンバー間の貿易摩擦に直面している」としつつも、「意見相違は直接、摩擦に関係するメンバーにより解決されるべきだ」と述べるにとどめた。