総務省が7日発表した10月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万396円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.3%減少した。マイナスは2カ月連続。気温が高く、冬物衣料の購入が減ったほか、野菜価格の値上がりで食料も低調だった。

 同省は消費動向の基調判断を「持ち直しの動きに足踏みがみられる」に据え置いた。「災害の悪影響が出た9月からは回復傾向だが、全体では横ばい」という。

 項目別では、コートやセーターといった衣料のほか、野菜や肉などが減少。10月に増税されたたばこは、駆け込み需要の反動で減った。一方、スマートフォンの利用が拡大している通信料への支出は増えた。

 サラリーマン世帯(2人以上)の実収入は1世帯当たり51万5729円で実質2.9%減少した。低賃金の60歳以上の非正規従業員が増えた結果、世帯主の平均収入が下がった。