【ワシントン時事】トランプ米大統領は3日、米中貿易協議の合意について「期限は設けていない」と述べた上で、来年秋の米大統領選の後に結論を持ち越す可能性を示唆した。新たな対中制裁関税の発動期限が迫る中、長期戦を辞さない構えを見せて、景気が減速する中国に譲歩を促す狙いもあるとみられる。訪問先のロンドンで記者団に語った。

 中国は「香港人権・民主主義法」を成立させた米国に強く反発しており、年内の実現を目指していた貿易協議「第1段階」の最終合意の行方に影を落としている。トランプ氏は「米大統領選の後まで待つのも良いと思う」と強調。「中国との合意は私が望むかどうかだ」とも語り、米国の要求を受け入れるよう求めた。