親族を装って電話をかけ、東京都世田谷区の女性(62)から現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁世田谷署は12日までに、詐欺未遂容疑でいずれも住所不詳、自称建設作業員の早坂渉(21)、宇田竜人(20)両容疑者を逮捕した。

 同署によると、女性は同庁の元警察官で、現在は特殊詐欺の被害防止などを呼び掛ける犯罪抑止アドバイザーを務めている。うその電話にだまされたふりをして、現金を受け取りに来た早坂容疑者らの逮捕に結び付けた。

 同署は、2人が受け取り役の「受け子」だったとみている。早坂容疑者は「金がなくてやってしまった」と容疑を認め、宇田容疑者は「身に覚えがない」と否認しているという。

 逮捕容疑は10日、女性のおいに成り済まし、「500万円が入った送金カードをなくしてしまったので、100万円でいいから用意してくれないか」などと言って現金100万円をだまし取ろうとした疑い。