【サンパウロ時事】日本の対外情報発信拠点「ジャパン・ハウス」(JH)第1号のブラジル・サンパウロ館(平田アンジェラ館長)がオープン1周年を迎えた。一般公開1年に当たる5月6日までの来館者数は、目標の5倍の76万9502人。文化施設がひしめく「パウリスタ大通り」で先端スポットとしてにぎわう。

 「想像以上にユニークな体験だった」。友人に勧められ、16日に初めて訪れたデザイン専攻の大学生ムニスさん(19)は、虫などの動きを精密に再現した先端デザイン展に目を見張った。もともと日本文化が気になっていたといい、「他の展示にも興味がある。今後も訪れたい」と熱心に話した。

 平田館長は、予想を上回る盛況ぶりを喜びながらも「(入場者数の)維持が重大な責任。活気と驚きがある展示が必要で、スポンサーを付けなければ」と、進出日本企業などに協力を求める考えを示した。一方、野口泰サンパウロ総領事は「展示は文化、科学技術などが中心だが、政策セミナーなどを通じて日本のメッセージをバランス良く出したい」と語った。