バドミントンの世界選手権は21日から英グラスゴーで行われる。日本勢は1977年の第1回大会で栂野尾悦子、植野恵美子組が女子ダブルスを制して以来、決勝に進めていない。この種目世界ランキング1位でリオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)に、日本勢40年ぶり優勝への期待がかかる。

 高橋はリオ五輪後、現役を続けるか悩み、ようやく6月ごろに2020年東京五輪を目指す決意を固めた。直後のオーストラリア・オープン決勝ではリオ五輪決勝でも対戦したデンマークペアに2―0で快勝。過去4度の世界選手権は2、3回戦敗退で、高橋が「金を取れれば最高」と言えば、松友も「さらに強くなっていきたい」と意気込む。

 前回銅メダルの福万尚子、与猶くるみ組(ヨネックス)や4月のマレーシア・オープンを制した福島由紀、広田彩花組(再春館製薬所)、インド・オープン優勝の米元小春、田中志穂組(北都銀行)も上位を狙える。

 女子シングルスも期待は高い。リオ五輪銅の奥原希望(日本ユニシス)は、五輪後に右肩痛で苦しんだが、オーストラリア・オープンで優勝するなど調子は上向き。スーパーシリーズで安定した成績を残している世界2位の山口茜(再春館製薬所)は、1位の戴資穎(台湾)が出場しないため第1シードで臨む。

 04年アテネ五輪後に招かれた日本代表の朴柱奉監督は「今までで一番優勝のチャンスがある。特に女子シングルスはしっかり準備ができれば70%以上」とみる。男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)も躍進の可能性を秘めており、3年後の東京五輪に向け、勢いを加速させる大会にしたい。