【リマ時事】国際オリンピック委員会(IOC)は13日、ペルーのリマで開いた総会で、夏季五輪開催地に2024年パリ、28年の米ロサンゼルスを同時に選出した。パリは1900、24年に続いて100年ぶり、ロサンゼルスは32、84年から44年ぶりで、ともに3度目の開催。同一都市ではロンドンに並び最多となる。

 24年大会招致では巨額の開催費用負担などへの懸念から立候補の断念、撤退が相次いだ。15年9月にブダペスト、ハンブルク(ドイツ)、ロサンゼルス、パリ、ローマの5都市が立候補を申請したが、残ったのは2都市のみだった。

 五輪開催地は原則として大会7年前に決定する。しかしIOCは五輪招致の冷え込みを背景に、開催計画への評価が高く、過去の開催実績があるパリとロサンゼルスを2大会に振り分けて同時選出する異例の決断を下した。ロサンゼルスが28年大会の開催に回ることでパリ、IOCとの三者が合意し、委員の挙手による総会の投票により全会一致で承認された。2大会の同時選出は96年ぶり。

 2都市を視察したIOCの評価報告書では、両都市とも競技会場の9割以上を既存施設と仮設で賄い、大会運営費や会場建設費を含む開催総経費を抑えた計画が高く評価された。

 五輪開催期間はパリが24年8月2日から18日。ロサンゼルスは28年7月19日から8月4日の見込み。