広島の緒方監督が「楽しみだね」と目を細めた。目線の先はドラフト1位の小園(兵庫・報徳学園高)だ。高卒ルーキーでは異例の1軍スタートとなった逸材はフリー打撃で柵越えを連発。ここまでバットで存在感を示している。

 きれいな軌道を描くスイング。その基になっているのはゴルフだという。「幼いころから父とよく練習場に行っていた。そのスイングを野球に生かした。バットを内から出すことを意識している」。クラブを振るうちに、バットが体に巻き付くような「インサイドアウト」のスイングが自然と身についた。

 課題はフォーム固め。東出打撃コーチからはテークバック時のトップの位置を指導されている。参考にするのは打撃練習で同じ組に入った松山のフォーム。小園は「まだまだ。ミスショットも多い」。練習後には映像でチェックするなど、試行錯誤の日々を送る。

 「走攻守でアピールしたい」と万能選手を目指す小園。遊撃の守備や走塁だけでなく、非凡な打撃センスで首脳陣に強烈な印象を残している。(日南)。