【ソウル時事】北朝鮮軍は10日、中距離弾道ミサイル「火星12」4発を米領グアム島沖に打ち込む計画を明らかにし、威嚇をエスカレートさせた。今月中旬までに計画を完成させて金正恩朝鮮労働党委員長に報告して決断を待つとしており、21日からの米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」をにらみ、力で対抗していく姿勢を明確にした。

 一方、マティス米国防長官は「体制の崩壊や国民の破滅につながるような行動を考えるべきではない」と述べ、軍事行動も辞さない考えを示唆、米朝間の緊張が高まっている。

 北朝鮮国営メディアが10日伝えた金絡謙・戦略軍司令官の発言によれば、ミサイルは「島根県、広島県、高知県の上空」を通過し、グアム島周辺30〜40キロの水域に着弾するとされる。ミサイルの通過予想地域は厳重な警戒態勢を強いられることになる。