【ロンドン時事】エチオピアのハイレマリアム首相は15日、国民向けにテレビ演説し、辞意を表明した。2015〜16年の反政府デモに絡んだ暴力で数百人が死亡したことへの責任を取り、辞表を提出した。

 首相は演説で「混乱と政治危機により多くの人が命を失ったり、家を追われたりした」と認めた。その上で「持続的平和と民主主義に向けた改革を遂行するには、私の辞任が不可欠と判断した」と説明した。議会で辞任が認められ、後任が指名されるまで暫定首相にとどまるという。

 国際人権団体によると、15〜16年の抗議行動に際し、治安部隊との衝突などで500人以上が死亡したとみられている。

 ハイレマリアム氏はメレス前首相の死去に伴い12年から国を率いてきた。ここ数年、各地で反政府デモが激化、非常事態を宣言して正常化に努めていた。今年1月には大規模な「政治犯」釈放も約束したばかりだった。