JR大宮駅(さいたま市)発着の東北新幹線「はやぶさ」が期間限定で復活した。現在、新幹線の始発と終着は東京、上野両駅だが、1982年の開業から85年までは大宮発着で運行していた。連休となった15〜17日の輸送力を強化するため、臨時列車として15日に大宮発新青森行き、17日に新青森発大宮行きが計1往復した。
 今回の大宮発着は2007年以来。15日10時10分大宮発新青森行きの臨時列車「はやぶさ69号」を一目見ようと、大宮駅のホームには鉄道ファンらが集まり、約700人を乗せてほぼ満席で出発した。
 母親と青森市の酸ヶ湯温泉に向かうため、大宮駅で乗車した茨城県古河市の会社員岡部裕介さんは「大宮の始発があると、宇都宮駅や小山駅から乗るよりも便利。はやぶさは大宮を出ると仙台まで止まらず、東北が近く感じる」と話した。
 15日には大宮駅で青森県と北海道南部地域の合同観光キャンペーンが開かれ、北海道北斗市観光課の野長瀬亮一主査は「1本でも2本でも、大宮始発で青森、函館方面の新幹線が増えるのはありがたい」と歓迎。青森県観光連盟の森庸宏主幹も「新幹線の始発と終着にはアナウンス効果がある。大宮駅を使う人が青森の名前を何度も目にすることで認知度も高まる」と期待を寄せる。
 大宮発着の東北新幹線は、9月の3連休にも1往復する。【もぎたて便】
[時事通信社]