大分県日田市特産の梨「幸水」が、お盆を前に出荷のピークを迎えている。JAおおいた日田梨部会によると、数年ぶりに大ぶりの梨が実り、朝夕の温度差が激しかったため、糖度が高いものも多い。九州北部豪雨で被災した梨園もあるが、年間出荷量は昨年に比べ15%ほど増え、約3000トンを見込んでいる。
 4日に同部会の表敬訪問を受け、幸水を試食した広瀬勝貞知事は「みずみずしくとても甘い」と絶賛した。日田市では「四季を通して日田の梨」というキャッチフレーズの下、多様な品種を育てている。幸水は7月中旬から8月中旬にかけ収穫が行われる早生種で、今年は7月31日から出荷が始まった。
 九州北部豪雨で大きな土砂崩れが発生した日田市の小野地区もこうした梨の産地で、梨棚の崩落や農地のり面の崩壊などといった被害が30カ所確認された。JAおおいた日田梨部会の梶原智俊会長は「日田梨は100年以上前から栽培されている。農家は災害に負けず頑張ろうと意気込んでいる」と話した。【もぎたて便】
[時事通信社]