近藤恵子、小林浩志、中山寛之 著
A5判/156頁/1400円+税/東洋経済新報社 

BOOK REVIEW ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を守り、労働災害を防止することを目的とする法律だ。働く人にとっても身近な定期健康診断の実施や、50人以上の労働者を使用する事業場に義務づけられる産業医の選任、さらに2015年にスタートしたストレスチェック制度もこの法律によって定められている。安全衛生の推進のために、事業主がこの法律に従い、労災防止のための措置や職場環境整備を図るとともに、労働者もそのルールを守り協力するよう努めることが責務とされている。
■ 労働安全衛生法の大枠をつかんでもらうことを目的とする本書は、条文ごとに解説するスタイルではなく、同法律のポイントを65の項目に分けて見開き2ページで紹介しているのが特徴だ。例えば「安全委員会、衛生委員会、安全衛生委員会の運営は?」「『産業医』って何?」「派遣労働者の安全衛生はどうなっているの?」「ストレスチェック制度の実施」といった項目について、図表を用いながら分かりやすく説明している。
■ 労働安全衛生法は専門用語や関係省令などが多いため、初めて学ぶ人にとっては難解に感じる法律だろう。しかし本書はその法律の入門書として、実務経験豊富な社会保険労務士である著者らが「分かりやすさ」にこだわって執筆したものだ。ある程度知識のある人事労務担当者が読むと物足りなく感じるかもしれないが、新任の担当者、事業所の責任者など、一から勉強する方にお勧めしたい一冊である。

 



【新版】ここからはじまる 早わかり労働安全衛生法

内容紹介 
平成27年改正に完全対応。
類書を寄せ付けないわかりやすさ!
初心者にとって最適の定番書、待望の改訂版。
ジンジュール