後藤功太 著
ふくしえん社労士事務所代表 人材定着コンサルタント 
四六判/224ページ/定価1500円+税/アニモ出版 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 大学の新卒社員が3年以内に3割以上辞めるといわれている昨今、新入社員をはじめとした人材の定着は企業にとって大きな課題である。人材定着に悩む企業の現場にコンサルタントとして接してきた著者は、従来型の「じっくり育てるマネジメント」ではもはや間に合わないと強調。そして入社後3カ月で確実に定着を図る、「期間を定めた定着マネジメント」が重要だと語る。
■ 本書では、まず「なぜ社員から辞めると言われるのか」、そして社員が「辞めようかなと思う瞬間」について、職場に立つ新入社員の目線から説明する。その上で、定着マネジメントに欠かせない「しくみづくり」と「受け入れ体制の整備」について解説。新入社員に安心感と目標意識を持たせ、やりがいに応える「しくみづくり」のために、著者は「業務マニュアル」「OJTプログラム」「人事評価制度」を"三種の神器"として挙げ、企業規模を問わず自社なりの整備に取り組むことを勧める。後段では、入社後1カ月目までの「関係構築」2カ月目までの「メンタルケア」、3カ月目までの「成果・課題抽出」にそれぞれ章を割き、実際に新入社員とどう関わればよいか、何に留意すべきかを詳述している。
■ 本書の特徴は、定着マネジメントのしくみや要点と共に、年間500人以上の社員と接している著者の経験から、新入社員目線での考え方や感じ方も詳しく紹介されている点である。人材定着においては、個々人の考え方の違いを認識し、積極的に関係を構築してコミュニケーションを取ることが必要であると著者は語る。トップマネジメントやしくみ、制度づくりに関わる人事担当者だけでなく、新入社員の育成に関わるすべての人にとって、役立つ情報を得られる一冊であろう。

 



そのマネジメントでは新入社員はスグに辞めてしまいます!

内容紹介
現代の若手社員は我慢することなく辞めてしまう!?
年間500名以上の社員に聞いてわかったこと。それは、その仕事をする理由が明確でないと、やりがいや楽しみ、誇りがもてない、ということです。入社3カ月で定着するマネジメントを実践しよう! 従来の「じっくり育てる」マネジメントでは、もう間に合いません。3カ月という期限を決めた「定着マネジメント」の方法とコツを本書が大公開!
ジンジュール