菅野百合、阿部次郎、宮塚 久 編著/西村あさひ法律事務所 労働法グループ 著
A5判/432ページ/4200円+税/商事法務 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 「働き方改革」という言葉を聞くと、"長時間労働の是正""残業削減"を真っ先に思い浮かべる人も多いだろう。しかし、政府や企業が進める働き方改革はそれだけではなく、非正規労働者の均等・均衡待遇やワークライフバランスの実現など、さまざまな論点を含んでいる。本書はそれら論点を網羅的に取り上げ、そこにどういった法的問題があるのかを実務の視点から掘り下げるとともに、日本型雇用システムの変化がもたらす、これからの時代における労働法の論点を解説する。
■ 本書は大きく分けて「長時間労働の是正」、無期転換ルールや同一労働同一賃金などの「日本的雇用システムの変化」、休暇制度やテレワークといった「ワークライフバランスの実現」、女性活躍推進などの「ダイバーシティーの実現」、そして「これからの時代の労働法」という五つのパートで構成されている。一つひとつのテーマについて、各種調査や報告書を引用しながら詳細に現状を捉えるとともに、近時の法改正の内容や重要判例を紹介し、実務上の留意点を示す。
■ 労働力人口の減少や経済のグローバル化、テクノロジーの急激な発展など、雇用環境がめまぐるしく変化している。そうした中で、日本の労働法は今後も大きく変化し続けることは間違いなく、「働き方改革」はその入り口にすぎないと本書は指摘する。2018年6月に成立した働き方改革法は企業にとっても働き手にとっても大きなインパクトを与えるものであり、そうした最新の動向を捉える上で参考となるだけでなく、その先の展望について考えていく上でも、さまざまな示唆が得られるだろう。

 



働き方改革とこれからの時代の労働法

内容紹介
実務の視点から働き方改革の最新動向を完全網羅
「働き方改革」は政府の最重要政策であるとともに、あらゆる業界・規模の企業において重要な経営課題となっている。
本書は、企業が取り組むべき「働き方改革」の内容を幅広くかつ詳細に解説しつつ、日本型雇用システムの変化に伴う「これからの時代」の労働法における問題点を紹介する。
ジンジュール