加藤昌男 著
経営コンサルタント 
四六判/240ページ/定価1600円+税/日本経済新聞出版社 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 言われたことはきちんとやる、真面目な良い子だが、やる気があるのかないのか分からない――部下について、こう感じたことはないだろうか。しかし著者は、部下に「仕事の楽しさ」を理解してもらうことで、「ちょっとズレてる」部下が持つ素直で前向きなパワーをうまく発揮させられれば、会社にとって大きな戦力になると言う。
■ 本書では上司が使うべき「若手を輝かせる3つの言葉」が紹介されている。部下から仕事でのポジティブな思いや体験を引き出す言葉、部下を助けたいという気持ちを伝える言葉、部下とともに働く仲間であることを宣言する言葉。本書の第1章から第8章までは、これら3つの言葉が部下を輝かせられる理由と、部下を戦力化するための3つの言葉の使い方について述べている。第9章から第12章では3つの言葉を組織的に展開していくための研修やコーチングなどの実践方法を解説する。部下とお客さまと働く仲間、三者の間にポジティブな感情をもたらすやりとりが連続して生まれることを「プラスのサイクル」と筆者は呼んでいるが、3つの言葉によってこのサイクルが起き、部下自身が本当の「仕事の楽しさ」を得ることができると言う。
■ キャリア形成について学校教育を受けてきた今どきの若手が、理想の仕事像と現実の違いに戸惑う姿が、上司にとっては「ちょっとズレた」ように見えると著者は言う。また仕事の酸いも甘いも知った経験豊富な上司と違い、酸っぱい部分しか味わえていない若い部下は、面白おかしい仕事が楽しい仕事であると誤解しがちだ。上司自身もいつのまにか理解してきた「仕事の楽しさ」の本質とはなにか、どうすれば感じられるものなのか。著者の解説からあらためて考え直し、部下を正しく導くヒントを得ることができるはずだ。

 



ちょっとズレてる部下ほど戦力になる!

内容紹介
「やる気があるのかないのか解らない」
――性格が良く、前向き、でも、どこか冷めていてズレている部下はいませんか?
そんな部下に悩むリーダー必読。
本書は、著者が人づくり、組織活性化の実践から見つけた「3つの言葉」を軸に、彼らを伸ばし職場を活性化させ、個々が輝く組織づくりの手法をわかりやすく解説いたします。
ジンジュール