昨年10月に道路交通法違反(ひき逃げ)などの疑いで伊藤健太郎(24)が逮捕されてから約10カ月。3月に不起訴処分となり、7月には都内で写真展を開催するなど伊藤の“完全復帰”に向けた滑り出しは順調なようだ。

「写真展には連日、入場待ちの列ができ、会場で販売していたグッズも飛ぶように売れるほどの盛況ぶり。人気は全く衰えていないようです。6月に開設した公式ファンクラブにもすでにかなりの数のファンが入会しているそうです。10月には主演舞台も控えていますし、仕事のオファーはほかにもいくつか来ていると聞いています」(舞台関係者)

騒動によって7億円にものぼる莫大な違約金を抱えているとも報じられている伊藤。実は、返済に向けて仕事に励む伊藤を人知れず支える“大物俳優”がいるという。

その人物の名前は林与一(79)。かつて数々の映画で故・美空ひばりさんの相手役を務めた時代劇界の大スターだ。

「林さんは伊藤さんを次世代の時代劇スターだと考えているそうです。開催初日に写真展を訪れ、マネージャーを通じて伊藤さんに今後のアドバイスを送っていたといいます」(前出・舞台関係者)

しかし、なぜ林は一度も共演歴がなく、孫ほど年の離れた伊藤を熱烈に応援するのか。8月下旬、真意を尋ねるべく、本誌は散歩途中の林に話を聞いた。



■「彼は石原裕次郎みたいに後世に残る俳優」

ーー伊藤さんの写真展に行って助言をされたとお聞きしています。

「うん。でも彼にはまだ会えていないんだ。だからマネージャーには、とにかく時代劇の立ち回りや踊り、三味線を勉強するよう言ったよ。“先生も全部僕が紹介するから暇なうちにやっておけ”と」

伊藤を支援するきっかけに自身の大病があったことを林は明かす。

「4年くらい前に膀胱がんを患って、手術もした。それから後継者にできる若い世代の人たちをずっと見てきたんだ」

そして林が出会ったのが伊藤。林は「今まで自分で学んできたものを全て彼に教えたい」と語り、伊藤をこう激賞する。

「僕は『アシガール』(’17年・NHK)で彼が若殿を演じる姿を見たとき、すごい俳優だなと直感したんだ。写真展では焼き物も飾っていたけど、それだけでも飯が食えると、事務所の社長にも言ったよ。

石原裕次郎みたいな後世に残る俳優だと思っているし、今でいうと、彼の才能は“芸能界の大谷翔平”かな」

伊藤が起こした事件については、“いい試練”だという。

「これからは彼がどれだけ一念発起して勉強ができるかどうか、それにかかっていると思う。でも彼はそれができる人だよ」

最後に「まだまだ元気でやっていくけどね」と記者に語り、その場を去った林。伊藤は突如吹いた“神風”を活かすことができるのか。