《もう反省です。もちろん違うこともありますが、それをいちいち否定するのも……。今後の生活態度で見極めて頂くしかない》

SNSでのナンパも含め、昨秋から複数の女性との“奔放愛”を何度も報じられていた市川海老蔵(44)が、4月21日に発売された『週刊文春』で沈黙を破った。

トラブルとなっていた義姉・小林麻耶(42)、國光吟氏(38)夫妻とは3月31日夜22時半から朝4時半まで6時間にわたって話し合い、《こちらは謝罪をする立場ですから『ごめんね』と。基本的に麻耶さんと國光さんが話をされ、私が聞いていました》と、直接謝罪したと語っていた。

だが、当の麻耶は4月21日のブログで《腑が煮えくりかえる》と激怒している。

《私たちは、(海老蔵の)おかえり、のブログに関して、直接頭を下げて謝罪してもらっていません》

依然、両者の言い分には大きな食い違いがあるようだ。

海老蔵はまた同誌で、年内にも行われるとみられる第十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行に向け、複数の女性との交際について、こう主張していた。

《麻央を忘れたことはありません。今も深く愛しています。ただ……、子供たちや襲名のことを考えると、そろそろ再婚を視野に入れていたことも事実です。現時点で特定のお相手がいるわけではありませんが、決して複数の女性と手当たり次第に交際していたわけではない》



■本命の令嬢を紹介した関西の大物贔屓筋が度重なる報道に激怒

だが、本誌の取材によれば、今回の一連の騒動に大物贔屓筋が激怒しているという。後援会関係者がその内幕を語る。

「昨秋に報じられた交際女性の一人は、関西の贔屓筋から正式に紹介され、海老蔵さんも真剣に再婚を考えていた“本命”でした。ただ、複数女性との交際が発覚して、その女性は『もう海老蔵さんとは連絡を取らない』とキッパリ言い切っているようです。

紹介した贔屓筋も海老蔵さんにご立腹です。実は父・團十郎さんからの付き合いで、関西ではトップクラスの贔屓筋。今後の海老蔵さんの態度いかんでは襲名に協力しない可能性もあると思います」

今回の騒動に憤っているのは麻耶や、代々の贔屓筋だけではない。「團菊」と称され、ともに梨園を背負うライバル・尾上菊之助(44)もまた堪忍袋の緒が切れているという。5月から歌舞伎座の名物「團菊祭」が3年ぶりに開催されるが、2人の共演はないというのだ。

「海老蔵さんは『暫』、菊之助さんは『土蜘』という別々の演目に出演します。ですから共演ではありません。例年の『團菊祭』では同じ舞台に上がっていましたので、異例のことです。

4月8日に行われた『團菊祭』の取材会では、菊之助さんとともに出席した人間国宝の父・尾上菊五郎さんが情報解禁前に『今年、團十郎が誕生しそう』と漏らしていました。本来、『團菊祭』の取材会には海老蔵さんが同席していなければいけません。一連の報道によって、海老蔵さんの登壇が見送られたといいます。

去年の5月も、東京五輪の開会式に登場する海老蔵さんの意向で『團菊祭』は流れていますから、海老蔵さんの最近の言動に、音羽屋が怒り心頭なのは間違いありません」(梨園関係者)



■菊之助の憤りの背景には、團十郎襲名延期による愛息への影響も

梨園の重鎮である菊五郎が後輩の海老蔵に苦言を呈するだけでなく、今回は同い年の菊之助も憤りを漏らしているという。

「彼にしては非常に珍しい」と歌舞伎関係者は言う。

「真面目な菊之助さんは理性派で、ことを荒立てない主義です。前作の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の古風な時代劇スター・モモケンがハマり役だったように、伝統を重んじる方です。そんな菊之助さんが、周囲に『彼とは同じ舞台に上がりたくない』と話すぐらいですから、相当な不満がたまっているのでしょう」

海老蔵と菊之助は、幼稚園から高校まで青山学院の同級生でもある。2人は團十郎が存命のころは、「團菊祭」をはじめ、定期的に共演していたのだが……。

「團十郎さん逝去後、海老蔵さんは先輩に教えを乞うための稽古にほとんど出向かなくなりました。一方、日本舞踊や義太夫、三味線など、数々の習い事を今も続ける努力家の菊之助さんからすれば、プライベート優先で稽古に熱心ではない海老蔵さんに懐疑的でした。市川宗家でありながら古典を重視せず、新作に走る姿勢にも違和感を持っていたといいます。

さらに、コロナ禍とはいえ、團十郎襲名が決まっても襲名を延期し続けて、『本当は襲名したくない』と公言してはばからない彼に我慢ならなくなったというのです」(前出・歌舞伎関係者)

その大きな要因は、菊之助の息子への影響だという。

「團十郎襲名が遅くなればなるほど、海老蔵さんの長男・勸玄くんの市川新之助襲名も遅くなってしまう。それはすでに尾上丑之助を襲名している菊之助さんの長男・和史くんの将来にも関わってくるからです」(前出・歌舞伎関係者)

新之助時代の海老蔵、菊之助と尾上辰之助(現・松緑)の3人は、“平成の三之助”として大いに人気を博した。

「歌舞伎の慣例では襲名は1年に1回。勸玄くんが新之助を襲名してくれないと、次に控える松緑の息子・尾上左近くんの辰之助襲名がさらに延びてしまうわけです。菊之助さんは、息子のためにも早く“令和の三之助”が誕生して脚光を浴びることを願っています。それなのに、海老蔵さんの連日の報道の影響で、襲名披露の日程がまだ正式に発表されないまま。“彼の改心なしに、共演は考えられない”ということなのでしょう」(前出・歌舞伎関係者)

海老蔵は先の『週刊文春』インタビューをこう締めくくっている。

《子供たちに対しても、親として師として誇りに思ってもらえるように、更なる努力を重ねなければならないと思っています》

日本一の大名跡を背負う海老蔵。今度こそ有言実行を願うばかりだ。