黒島結菜(25)がヒロイン・比嘉暢子を演じるNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。4月11日に放送開始され、現在は7週目の終盤を迎えている。

高校卒業後、料理人を目指すべく沖縄の本土復帰と同時に上京した暢子。ひょんなことから横浜・鶴見に行きつき、沖縄県人会会長の平良三郎(片岡鶴太郎)と出会う。

暢子は沖縄出身者が集う居酒屋の2階を間借りしながら、平良から紹介された銀座のイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」で働き始めたのだった。

そんな暢子の上京物語だが、ヒロインを取り巻く登場人物たちを含めて“共感できない”といった声が相次いでいるのだ。

《こんなに共感できない朝ドラは初めて。出演者がかわいそう…》 《こんなに登場人物達を応援できない朝ドラって今まであったかな?》 《役者の皆さん素敵な演技なのに台無しになってる。流れが雑。ついていけない。登場人物を好きになれないのよ。これから回収あるの?》

現在、物語は東京・鶴見編に突入したばかりだが、どのような部分が共感できないのだろうか? テレビ誌ライターが言う。

「主人公の暢子は『フォンターナ』で、厳しいオーナー・大城房子(原田美枝子)から命じられた10連勤を達成させました。ですが間借りしている居酒屋では、『フォンターナ』を紹介してくれた平良の目の前で、オーナーの態度に『わじわじする!』と沖縄言葉で腹を立てる一幕も。

さらに暢子は“まかない担当”をさせてもらうため、これまで作ったこともないペペロンチーノでオーナーに勝負を挑みます。その際、『オーナーは自分で料理を作ったこともないくせに偉そうです』などと楯突いてしまうのです。

また一部の視聴者からは、暢子が髪の毛を結ばずに厨房に立ち続けている姿に疑問を呈する声も上がっています。新参者にもかかわらず、立ち振る舞いが“自分勝手”なヒロインに映るのでしょう。ドラマとはいえ、ツッコミどころが満載すぎるようです」



■フリーダムすぎる暢子の家族たち

そんな暢子だが、もとは先に上京した兄・賢秀(竜星涼)を頼って東京に出た。しかし頼みの綱だった賢秀も、ますます“ダメ兄”に落ちていく姿に落胆する視聴者も続出している。

《暢子もだけど主役だから仕方ないとして、ニーニーはもう出てこないでほしい こんなに朝ドラで不快に思った登場人物は初めてよ》 《暴れた店で詐欺話をする兄 この人、ずっとこんな感じなんだろうか??》

「暢子が上京する前、賢秀は東京でボクサーデビューし、ファイトマネーを沖縄の実家に送りました。そのお金で、一家が抱えていた借金や暢子が上京する費用が賄えるはずでした。

しかし蓋を開けると、そのファイトマネーも借金の上塗りだったのです。暢子が上京後、ボクシングジムを尋ねるも賢秀は姿を消していました。さらにファイトマネーは、ジムの会長(具志堅用高)に泣きついて借りていたことが判明。

そもそも賢秀は沖縄で、親戚から借り集めた大金を詐欺師に渡してしまいました。そのことに責任を感じて、東京に“出稼ぎ”にいったハズでした」(前出・テレビ誌ライター)

実家がピンチのさなか、暢子は鶴見の居酒屋で賢秀と再開を果たす。ところが賢秀は翌朝、暢子の財布に10円だけ残してお金を持ち去ってしまったのだった。

5月24日の放送回では、賢秀が前触れもなく沖縄の実家に帰省するシーンが描かれた。賢秀は「沖縄の一番星! みんなの賢秀様のお帰りヤサ!」と登場。すると母・優子(仲間由紀恵)は賢秀の“悪事”を咎めることなく、「お帰り! 早く上がりなさい! すぐご飯の支度しようね」と温かく迎えたのだった。

一方で実家では、暢子の姉・良子の縁談も進んでいた。25日の放送回では、賢秀が良子の縁談をかき乱すようなシーンも描かれたのだ。

「良子は教師仲間の石川博夫(山田裕貴)への思いを断ち切って、家族のために裕福な喜納金吾(渡辺大知)との縁談を受け入れようとします。

そんな陰で賢秀は金吾の父に、“姉に付きまとっている男を片付ける”と持ちかけて10万円を騙し取ろうとするのです。しかもその話を持ちかけた場所は、かつて賢秀が暴れて被害を出したハンバーガーショップでした。

その一方で、三女の歌子(上白石萌歌)は良子に隠れて石川に会いに。『ネーネーを止めてください』と縁談をやめさせるよう、直談判したのです」(前出・テレビ誌ライター)

《ニーニーが「だからよ」と言うたびにイライラしてしまう。暢子もまっすぐで明るいキャラとして描きたいのだろうが、知性が感じられない行動に見えて、ドラマとはいえ無理と無茶としか感じない》

ヒロイン・暢子だけでなく、フリーダムに動き回る登場人物たち。多くの視聴者が心の底から「ちむどんどん」できる日がやってくることを願いたい。