「娘さん2人が会えて、本当によかった……」

万感の思いを込めて語るのは、2月に前立腺がんで亡くなった西郷輝彦さん(享年75)の45年来の親友である岩田康則さんだ。

西郷さんの長女・辺見えみり(45)が5月末、インスタグラムで異母妹・今川宇宙(25)と初の“姉妹食事会”を開いたと明かしたのだ。

《ずっとタイミングもなく、なかなか会えなかったけど、父を失ったあと彼女と繫がった》《縁って不思議ですね。なんだか昔から一緒に飲んだことあるような、そんな感覚。仕事の話したり、父の話したり。とにかく幸せ》

西郷さんと辺見マリ(71)との間の娘がえみり、再婚後に授かった三女が女優やイラストレーターとして活躍する今川だ。

「葬儀で初めて顔を合わせた2人は、百箇日となる今回の食事会で西郷さんの大好きだった焼酎で献杯していました。西郷さんは焼酎を飲む器にもこだわっており、そうした思い出話で盛り上がったと聞いています」(西郷家の知人)

実は西郷さんは前出の岩田さんが都内で営む「まだん陶房」での陶芸タイムが息抜きとなっていた。

《お芝居やドラマ、長い仕事が終わると、ここで陶芸に没頭するんだよね。粘土をこねていると、心が無になって、次の仕事に向けて気持ちをリセットできる》(明治屋「おいしい缶詰」HPより)

前出の岩田さんは言う。

「もともと友達で、25年前にここを開いたときに西郷さんは『第1号の会員になるよ』と言って、ずっと通ってきてくれました。陶芸をした後には必ず、2人で飲みに行って何軒もはしごしましたね」

西郷さんは今川を何度か陶房に連れてきたこともあった。彼女が作ったカエルの陶器は、西郷家の玄関に飾っていたそうだ。

「えみりちゃんはアトリエをのぞきにお母さんと来たんです。もう女優さんをやっていたころですね」

仕事を離れリセットする時間の大切さを、西郷さんは娘たちに伝えたかったのだろう。

100人以上が集まった西郷さんの還暦パーティでは、岩田さんがこんなサプライズを。

「西郷さん自作の陶器の傘立てを会場のホテルに運び込み、サプライズでそれに花を生けたんです。西郷さんは『いつも家にある傘立てがなくなっていて不思議だな』と思っていて、会場で花が生けてあるのを見て驚いてました(笑)。でも、当時は辺見家は呼んでいなかったんですね……。今回の娘さん2人の対面を西郷さんも喜んでいると思います」

2家族の“再生”は西郷さんへの何よりの手向けとなるだろう。