性加害によって非難を浴びている香川照之(56)が八方塞がりの状態だ。

8月24日に「デイリー新潮」で銀座のホステスに対する性加害が報じられた香川。8月25日には所属事務所が《女性に不快の念を与えてしまったことは事実》と、報道を認めるコメントを発表し、その翌日には香川が金曜MCを務める『THE TIME,』(TBS系)に生出演して謝罪した。

「『THE TIME,』で謝罪した際には、番組降板の話は出ておらず、自社メディア『トヨタイムズ』の編集長に起用していたいたトヨタ自動車も8月26日時点では『今後を注視させていただきたいと考えております』として、テレビCMなどの放映を継続する意向でした。他のサントリーや、セゾン自動車火災保険なども、CM契約にたいして『対応を検討中』とコメントしていました。

当時、SNS上では香川さんを擁護する声もあがっており、番組・スポンサーの注視していく態度に、大方の見方では性加害報道があったものの降板は免れるのではと思われていました」(芸能関係者)

しかし、8月31日、再び「デイリー新潮」が銀座のクラブで女性の髪を掴む香川の姿を写真付きで報じ、「文春オンライン」も'18年に開催されたドラマの懇親会で女性スタッフを殴打したと報じたことで、事態が一変。続々と裏の顔が明かされたことで批判が殺到した。

そして、この事態に真っ先に対応したのがトヨタだった。9月1日、トヨタは、年内の契約満了をもって契約を更新しない方針を決定。出演するCMも見合わせると発表し、「示談が済んでいると聞いているが、されたことは事実。世間の皆様の反応を見ても全く理解されることではない」と、コメントしたのだ。

その後、各社も続けて動いた。

「トヨタ自動車の発表の後に、セゾン自動車火災保険、アリナミン製薬、東洋水産が契約を終了することを明かしました。残っているCM契約はサントリーとKINCHOの2社ですが、これらは現在取材に対して『検討中です』と回答しているといいます」(広告代理店関係者)

いち早く香川との決別を決断したトヨタ。実は昨年の東京五輪でも同様のことが起きていたという。

「東京五輪の開幕を4日後に控えていた昨年7月19日にトヨタ自動車は、テレビCMの見送りを発表し、同時に開会式へ豊田章男社長(66)らが出席しないことも明かしました。大会スポンサーの最高位であるワールドワイドオリンピックパートナーとして、1000億円越えともいわれる契約料を支払っていただけに、驚きの声が多数あがりました。

理由は明言されていませんでしたが、広報担当者は『いろんなことが理解されない五輪になりつつある。徹底的にアスリートを支援し、大会関係車両などで貢献したい』とコメント。コロナ禍真っ只中で批判が高まる中での開催ということで、国民感情に配慮したのでしょう」(前出・広告代理店関係者)

機を見るに敏なトヨタだが、そこには“トップ”としての自覚があるようだ。

「トヨタは時価総額が日本一の約34.3兆円と、世界的な大企業。世界を相手にブランディングをする必要がある以上、イメージ戦略には万難を排す必要があります。その分リスク管理に厳しい基準が敷かれており、徹底しているといいます」(前出・広告代理店関係者)

トヨタイムズの次期編集長は一体誰になるのかーー。