11月21日に開催中止が発表された大型音楽フェス「X-CON 2023」。公式サイトでは、中止理由について「主催者側の都合により」と説明されている。

「X-CON 2023」は“新時代のクロスカルチャー音楽フェス”がコンセプトの音楽フェスで、12月8日から10日の3日間にかけて、アニソン・HIP HOP・アイドル・VTuberなどの多ジャンルのアーティスト計60組が集結する予定だった。

開催2週間前に突如中止を発表されたことに、SNS上では参加予定だった人から怒りの声が相次いでいる。

《xcon運営ほんと許せないこんな直前で中止ってひどいな》 《x-con運営さん。明確な中止の理由を教えてくれ、皆んなずっと楽しみにしてたのに、目前にして中止だなんて腑に落ちない》 《XCONないの本当にむりです、かなりモチベにしてました、運営許せんです》

そのいっぽう、こんな声も。

《X-CONの代表者名、私でも知ってるくらいヤバい名前が上がってて納得した。そりゃ中止になるわ》 《X-CON、めっちゃ怪しそうだったけどやっぱりそうだったのか…》 《x-con やっぱりなという感じ。 チケットの配送、グッズ配送も無いし、会場ブッキングできていたかも怪しいし》

と、中止について予想していたような意見も少なくないのだ。

イベントの主催は「X-CON合同会社」、運営・制作協力には毎年夏に開催される「サマーソニック」などを運営する「株式会社クリエイティブマンプロダクション」が関わっていた。

「サマーソニック」を手掛けた実績のある企業が制作協力に名を連ねていたのに、なぜ納得するような声が多いのか。そこには、主催会社のある社員の“前科”が大きく影響していると、音楽関係者は言う。

「X-CON合同会社の業務執行役員として名を連ねていたのが、業界では良くも悪くも知られているN氏です。

青森の裕福な実家で育ったN氏は、当時高校生だった’06年に自費で音楽フェスを地元で決行。当時10代のN氏に人脈やノウハウはほとんどありませんでしたが、実家の資金力と彼の熱意もあって、大物アーティストらが出演を快諾し、実現にいたりました。人気邦楽ロックバンドに加え、プロレスからアイドルまで幅広いジャンルの人々が集まるフェスとなり、その後は年々規模を拡大していき、音楽ファンにも広く知られることとなりました。

しかし、フェスが話題になる一方で、N氏の周りではトラブルが絶えませんでした。フェス運営面のずさんさが度々指摘され、アーティストが怒りのあまり出演をキャンセルしたり、出演するあるアーティストに対してインタビューで『しょぼいバンド』と批判し、騒動になったこともありました。N氏のブッキングセンスや熱意はとにかく定評があるのですが、実際の運営についてはかなり評判が悪い。コロナ禍真っ只中の’20年8月に予定していたフェスも、結局直前で中止になっています。

また、N氏自身もバンド活動をしていたのですが、解散と結成を繰り返しており、そのセンセーショナルなやり方には疑問を覚える人も少なくありませんでした」

今回のX-CONでも中止前から“不穏な空気”が漂っていたーー。

「間違った席のチケットが届いたり、チケットと同封されるはずのグッズが郵送されてこなかったりするなど問題があり、本当に開催されるのか不安視されていました。

今回はかつてない規模ですし、N氏がどのような形で携わっていたかは明らかにされていませんが、またしても関わったフェスが大きな波紋を呼ぶ形となってしまった。N氏は主催会社のメンバーとして説明責任を果たす必要があるのではないでしょうか」(前出・音楽関係者)

果たして、N氏は口を開くのかーー。