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「年を重ねてから気軽におしゃべりできる相手がいるのといないのとでは、孤独感の深さが違います。とくに女性はしゃべらないとストレスがたまりがち。いまさら夫と家に2人でいても、そう会話なんてないでしょう(笑)。でも、昔と違い、いまはご近所付き合いがない時代。そこで、趣味を持つことが重要になるのです。文字どおり『共通の趣味を持つ』友達ができるので、話し相手にも話題にも困りませんよ」

そう話すのは、中高年の生活事情に詳しいエッセイストの小川有里さん。いまのOVER50はまだまだ若いとはいえ、子育てを終えた後で“空の巣症候群”のような寂しさを感じるのは、昔と同じ。まして「人生の後半戦」が長くなっているのであれば、昔以上に自分らしさと生きがいを再発見することが大切。そのために重要になってくるのが“趣味活”だ。

ひと口に趣味活といっても、そこから広がる世界はさまざま。そこでOVER50に人気の趣味を紹介。50〜69歳の女性が今後やってみたい学び事・習い事ベスト10は次のとおり。

【1位】英語 34.0%

【2位】ヨガ・ピラティス 19.0%

【3位】フィットネスクラブ 11.0%

【4位】書道 9.9%

【5位】ピアノ 9.1%

【6位】心理・カウンセリング 8.7%

【7位】家庭料理 8.5%

【8位】パン 8.1%

【9位】フラワーアレンジメント 7.9%

【10位】着付け 7.5%

※「ケイコとマナブ 2017年人気おケイコランキング ミドル・シニア編」より

また、既存の教室を探さなくとも、暮らしの中から趣味を見つけた人も。小川さんの知り合いの60代女性5人組は「おしゃべりウオーキング」なる趣味を自分たちで生み出して、もう7年。

「平日の夕方5時から毎日1時間、歩きながらおしゃべりしているそうです。でも、おしゃべりがメインで、雨の日はファストフードで集まっているのだとか(笑)。話し相手がいるからストレス知らず。もちろん健脚にもなりますし、お金もかからず最高だと言っていました」(小川さん・以下同)

まさに、いいことずくめの趣味活。しかし、一歩間違えるとストレスをためてしまう原因にも! そこで、小川さんがよくある趣味の“落とし穴”を基に、趣味を長続きさせるための6カ条を教えてくれた。

(1)できれば最初は1人で参加する

友達と参加しても全員が長続きするとは限らない。せっかくだから趣味を通じて新しい友達作りを心がけて。

(2)運動系の趣味だけにしぼらない

運動は高齢になると続けられなくなることもあるので、座ってできる文化系の趣味も持っておくのがオススメ。

(3)なるべくお金がかからない趣味を選ぶ

衣装代や道具代に高額な費用がかかるものは、老後の経済的負担になる恐れもあるので事前に慎重に検討して!

(4)ちょいエロじいさんに注意!

趣味の場では男性の下心にも要注意。食事などは必ずグループで行き、支払いも割り勘がトラブル回避のコツ。

(5)家庭の事情には深入りしない

親切心から相談に乗ったはずが、結果的に逆恨みされるなんてことも。あくまで趣味の中だけの関係にとどめて。

(6)趣味以外のお誘いは、興味がなければ断る

趣味友の中には、健康食品などを売ってくる人も。いらない場合は多少気まずくなってもすぐに断ること!

「私も相続の相談やセールスを受けて困ったことがあります(苦笑)。趣味友は孤独を癒してくれる貴重な存在ですが、だからこそ深入りせず、ゆるく軽やかなつながりが大切なのです」

こうした点にさえ気をつけておけば、趣味はこれからを豊かにするための素晴らしいツールとなるはず。「私自身」を謳歌するために、あなたも50歳からの趣味活を始めてみませんか?