近年、100円ショップでも介護用品が買えるという。さらに、発想次第で介護用ではない商品も役立ちアイテムに! 100均を活用して費用も手間も節約する方法を聞いたーー。

13年間、在宅で両親の介護をした『親が倒れたら、まず読む本』(プレジデント社)の著者で、在宅介護エキスパート協会代表・渋澤和世さん。介護を始めたころは、専門店で介護用品をそろえていたが、100円ショップ「DAISO」でたまたま入れ歯ケースを発見。

「普通に買ったら、500円以上するのに! 材質も同じものが100円で買えるなんて!」

この発見をきっかけに、100円ショップでさまざまな介護用品をそろえるようになったという。

そこで渋澤さんがおすすめする、介護に使える100均グッズを紹介してもらった。

【入浴介助に……】

■「ふわふわ手触りヘアーキャップ」(キャン☆ドゥ) 入浴後に頭にかぶると着替えの際、濡れた髪から雫が落ちず、衣類が濡れにくくなる。冷え防止にも。

■「速乾!ヘアドライ手袋」(DAISO) タオル地の手袋は、入浴後の介護者の髪を乾かす際に、介助者が使うとすぐ乾いて便利。

■「足ゆび広げてリラックスパット」(DAISO) お風呂上がりにこれを足の指に付けて乾かしてあげると、高齢者がなりやすい水虫予防に。

■「大人用からだ拭き」(DAISO) からだ拭きは、顔から陰部すべてに使えるのでお尻拭きとしても便利。100均なら安く手に入る。

【下のお世話に……】

■「チューブポット」(DAISO) おしりの下に防水シーツなどを敷き、温かいお湯をポットの中に入れて尿や便の付いた陰部にかけて洗い落とす。

■「ペット用消臭ポリ袋」(DAISO) 臭いの強いおむつ等の廃棄に便利。ビニール袋ではなく、臭わない消臭袋で捨てたい。SS、S、M、Lサイズが選べる。



【食事介助には赤ちゃんグッズを活用】

■「シリコーンスプーン」(DAISO) 金属製だと歯にカチカチと当たり、お年寄りには危ないし食べにくい。軟らかいシリコーン製だと安全に食事ができる。

■「ストローコップ」(DAISO) 寝た状態でも飲み物が飲みやすくなるストローコップ。普通に買うと1,000円程度するものをお得にゲット。

■「ベビーめんカッター&マッシャー」(DAISO) お皿の中で軟らかめの食材を簡単に切ったり、潰したりして、食べやすい大きさにできる。1人分の食事の際に便利。

■「会津塗り 粗亀甲汁椀」(DAISO) 介護時、お皿の中面の色は赤がおすすめ。高齢者の目に入りやすく、食事をとってくれやすくなる。

【ちょっとしたことを楽に……】

■「ピタッと止まる!厚手タイプ すべり止めシート」(DAISO) 車いすの座面クッションや座布団の下に敷くと、座布団がずり落ちにくくなり転落防止になる。

■「カードリング」(DAISO) ファスナーに取り付けると、上げ下げが楽になる。お財布などにつけてもよい。

渋澤さんは価格や性能、材質を比べて購入するのが賢い利用方法だとアドバイス。これらの商品を参考に、次はあなた自身の目で、日ごろの介護に役立つ100均グッズを探してみるのも楽しいかも!