「電気の乗り換え」はスマホと電気使用量のお知らせがあればできる!
「意外かもしれませんが、電気の乗り換えはスマホ1つでできて、とても簡単です」
そう話すのはファイナンシャル・プランナーの西山美紀さん。’16年の電力自由化以降、新しい電力会社のほうが安いと知りつつ、契約を見直していない人も。
「電力会社が変わっても、電気の使い勝手や安全性はほとんど変わりません。乗り換えたことを、家族は気づかないくらいです」(西山さん・以下同)
新しい電力会社がたくさんあるので、どこを選べばよいのやら。
「『エネチェンジ』などの比較サイトを利用すると簡単です」
WEBは苦手だが……。
「郵便番号の入力でお住まいの地域を指定し、家族の人数や生活スタイルなどを選ぶだけなので簡単です。すぐに、節約度の高い順に乗り換え候補がずらっと表示されます」
【エネチェンジを使うとこんなに簡単】 (1)「エネチェンジ」と検索! トップページを開く。 (2)電気に関する各家庭の情報を入力。手元に検針票があるとより細かく手続きできる。 (3)診断結果がすぐに出る! 確認して、新電力会社へ申し込もう。
夫婦2人暮らし世帯の乗り換えを編集部で試算したのが次の比較だ。
■「電気代」夫と2人暮らしの乗り換えケース
〈条件〉 子どもは独立し、夫と2人暮らし 早寝早起き生活・現在40Aで東京電力管内 ガスも併用(オール電化ではない) いまの電気代は月1万2,000円くらい
【シン・エナジー】「昼」生活フィットプラン 現在の年間電気代:15万2,738円 乗り換え後の電気代:13万3,094円 年間節約額:1万9,644円 さらにキャンペーン:1万8,000円分のギフト券
【エルピオでんき】スタンダードプランS(40A) 現在の年間電気代:15万2,738円 乗り換え後の電気代:13万6,536円 年間節約額:1万6,202円 さらにキャンペーン:1万3,000円の現金キャッシュバック
【ミツウロコでんき】従量電灯B 現在の年間電気代:15万2,738円 乗り換え後の電気代:14万1,475円 年間節約額:1万1,263円 さらにキャンペーン:1万8,000円の現金キャッシュバック
※編集部にて21年12月7日に試算。
年1万〜2万円安くなるが、このなかからどう選べばいい?
「キャンペーン特典は乗り換えたとき1回だけなので、電気代と分けて考えましょう。不都合があれば再度乗り換えもできますので、解約するとき中途解約手数料がいらない会社を選ぶと安心です」
乗り換えの手続きは?
「比較サイトから申し込みができます。手続きに必要な情報は『電気使用量のお知らせ』に載っています。基本的には、乗り換え時の手数料も、今の電力会社への解約連絡も不要です」
ネットを駆使して、電気代の徹底比較を!