大雨やゲリラ豪雨が懸念される季節がやってきた。地球温暖化の影響か、豪雨や洪水などの水害が近年相次いでいる。はたして、どのように備えるべきか。

「家を購入する際は各自治体で公表しているハザードマップなどを見て検討すべきです」

そう語るのは、YouTube「そなえるTV」を運営する、備え・防災アドバイザーの高荷智也さん。

「地震の予知と違い、水害の被害予想はかなり正確です。これまでの『想定外の雨量』による被害状況を見ても、ハザードマップの予想とほぼ一致しています」

ハザードマップはインターネットで簡単に確認することができる。「ハザードマップ」と検索すると、「ハザードマップポータルサイト」の検索結果が出てくるので、自宅の住所を入力。大雨や台風時のリスクを調べたい場合は「洪水」「土砂災害」「高潮」をクリックすれば、地図上でリスクのある場所が色を変わって表示される。

すでに住んでいる場合が”リスクエリア”だった場合はどうすればいいのか。

「ハザードマップでは、浸水エリアや深さも表示されるので、避難場所へ行くのか、浸水の及ばない自宅の2階、3階に避難するのか、水害の際の避難方針を立てること。浸水域を通らずに避難場所へ行くルートも確認しておきましょう」

避難用のリュックサックやバッグは用意しておきたい。

「モバイルバッテリーや懐中電灯、手袋、ラジオ、ホイッスル、着替えとタオル、 最小限の水など、最低限、必要なものはリュックサックに入れます。一方“あったら便利”と思われる、各種生活用品、数日分の水や食料、エアマットや寝袋、耳栓などはボストンバッグやキャリーバッグに。被災状況により、リュックだけ持ち出したり、両方持ち出しても途中でボストンバッグを捨てて避難することも想定しましょう」

避難のタイミングも迷いどころ。

「警戒レベル4の避難指示が出ても、避難行動に移せない人も多い。“大丈夫だろう”という思いがあるためです。しかし、水深50cmとなると移動困難になります。避難指示はしっかり守る、小さな子供がいたり、高齢者、またペットがいて移動に時間がかかる人は、前段階の警戒レベル3で避難するよう心がけましょう」

自宅の浸水リスクを知ったうえで、適切な準備を忘れずに。