「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することを可能とすること、もう一つが皇族の養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子が皇族となることを可能にすることが中心となる」

安定的な皇位継承策を議論する有識者会議の座長・清家篤氏は、6月30日の第8回会合のあと、記者団にこう語った。有識者会議はすでに21人の専門家らへのヒアリングを終え、論点整理に入っている。皇室担当記者が解説する。

「有識者会議は、“男系男子による継承の尊重”と“現在定まっている皇位継承順位の維持”という方針も固めました。つまり女性天皇の容認は見送りとなり、愛子さまが天皇になられる道はほぼ途絶えたということです」

そして、有識者会議の方針は、結婚を目指されている眞子さまと小室さんの将来も大きく左右する可能性がある。

現在の皇室典範では、女性皇族は結婚すれば皇室を離れることになっている。このままでは、皇族数の減少に歯止めがかからないため“内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することを可能とする”という案が浮上したのだ。さらに、ここで争点となっているのが、配偶者の一般男性、そして子供の扱いだ。

たとえばヒアリングに呼ばれた漫画家の里中満智子氏は、有識者会議で次のように発言した。

「女性皇族が結婚なさってその夫も皇族となれば、権威を得る手段として女性皇族を利用する男性が出現しないとは限らない」

また櫻井よしこ氏も「女性皇族が一般の男性と結婚して女性宮家ができて、一般の男性が皇族になるというのは、今まで本当にどういう方か分からなかった方が皇族になるということだ」と危惧を表明した。

「もし女性宮家という制度が創設されれば、小室さんが皇族となる可能性は十分にありました。しかし、菅政権が選出した有識者会議では反対論が続出。仮に有識者会議が女性宮家創設を提言するとしても、女性皇族が皇室に残るだけにして、夫は民間人のまま、子供が生まれても皇族にはならないという形にするでしょう」(前出・皇室担当記者)

つまり、菅政権が“小室さんが皇族になる資格を剥奪する”という最終結論を出したといっても過言ではないのだ。

有識者会議は8月までに見解をまとめ、政府が秋までに国会に報告する予定。眞子さまと小室さんは年内に結婚できるか微妙な状況となっており、お二人の動向が国会での議論を左右してしまう可能性も否定できない。