10月29日、国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が、日本経済新聞社とテレビ東京によるYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の動画に出演。その中での、統一協会(現在は世界平和統一家庭連合)への献金を巡る発言が物議を醸している。

今年7月、安倍晋三元首相(享年67)を銃撃し、命を奪った山上徹也容疑者(41)。その犯行動機として、山上容疑者の母親が教会員として統一教会に総額1億円にも上る献金をしたことで、家庭が崩壊したことが報じられていた。

発端となった動画は「旧統一教会や安倍元首相の国葬問題…『政治と宗教』本質的な議論ナシ!偏った報道に物申す!|FACT LOGICAL Season2特別編」と題され、国葬や統一教会に関する報道について、MCとゲストが議論を交わすという内容。

出演者の作家・乙武洋匡氏(46)は「シンプルに宗教団体だろうが、違法行為を行っていたり、有罪判決を受けていたことが複数あった場合、その団体と政治が結びつくのってどうなの。宗教の話にしないほうがいい」とコメント。この議論を受けて、三浦氏はこう切り出した。

「虐待家庭の問題でもあるんですね、これは。だって、統一教会の信者だって、親子の間に愛情がある家庭なんてザラにいらっしゃると思う。今回は、ある意味虐待家庭に育った青年がテロリストになっちゃったケースなんですよね」

「だから本当に山上容疑者が虐待家庭で育ったっていうことに目を向けるのならば。遺棄されてどうしようもない母親の行動によって傷ついた青年を、もうちょっと誰かが救ってあげるべきなんじゃないの?っていう話なんです」

報道の中で頻繁に触れられている高額献金は大きな問題ではなく、安倍元首相の銃撃事件の発端は虐待家庭の問題と持論を展開した三浦氏。そして、理由についてこう続けた。

「たくさんあった財産がなくなったっていうのは、これはそんなに同情すべきかどうかっていうのはあって。みんな1億円の資産ある人なんていないですからね、そんなに。それは競馬でスったって同じじゃないですか。

統一教会の、その色んな手法を批判されるべきだけど、でもその過程は、統一教会なら救ってあげて、そうじゃない競馬なら救わないっていう法はないでしょ?っていう、議論が出来ないっていうことはやっぱり、結局、本質には関心ないんですよ」

一連の三浦氏の発言に対してネット上からは《るりさんめちゃわかりやすいし益々好きになりました》 《三浦瑠麗さんの話、面白いし勉強になるなぁ。もっと聞きたかった》 など、肯定的な意見が。

いっぽうで、教団への高額献金とギャンブルである競馬につぎ込むことを同一視するような発言には、疑問が続出。この発言はたちまち拡散され、Twitterで「山上容疑者母の高額献金」がトレンド入りする事態に。

動画が公開されてから3日以上が経過した今現在も、ネット上では、批判的なコメントが相次いでいる。

《本質がわかっていないのは三浦氏だね 統一教会の手法に問題があるって言うのが、この問題の「本質」なんだよ そして政権政党に密着して隠されていたという疑惑 日本社会の根幹にかかわる問題》 《三浦瑠麗にはもう触れたくもないが、これは最低最悪の愚論だ》 《カルト問題の話からマクロにすり替えて問題解決から遠ざけようとするのほんと狡猾》 《もう小学生みたいな理屈になってるね》