2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(74)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん〜介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1,320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!

【Q】「退職後、自由に過ごしたいと思っているが、妻に『歯を磨け』『風呂に入れ』とうるさく言われ、ほとほと困っている。誰に会うわけでもない毎日、そんなに小ぎれいでいないといけないのでしょうかね?」(サトピンさん・67歳・宮城県・無職)

【A】「風呂に入ったり、歯磨きしたりするのは、自分のためではなく人のため」(蛭子能収)

オレは小さいときから、トイレに行ったらいつもせっけんで手を洗います。オレ自身は気をつけているつもりはありませんが、母親にうるさく言われたからだと思います。(マネージャー「蛭子さんは意外ときれい好きですよね」)

えっ? 意外というのがちょっと傷つくけど……、いまでも食事のあとは歯を磨くし、風呂にも毎日入ります。面倒ですが、女房に嫌がられないためにしたことが習慣になっただけです。

この人も、自分のためだけだったら身ぎれいにしようと思わないはずです。気持ちいいとかスッキリするとか自分にはどうでもよくて、奥さんのために風呂と歯磨きをすればいいですよ。(マネージャー「蛭子さんにも数年前からテレビに出演するときにスタイリストをつけて小ぎれいにしたら、その後、仕事が増えました」)

えっ? 知りませんでした。適当な変な服を着せられていると思っていました。年をとったら、人の言うことを黙って聞いたほうがいいことがあるんですね。