【今週の悩めるマダム】 亡くなった木村花さんが抱えていた、SNSでの誹謗中傷問題。15歳の娘も、ネットいじめの問題に悩んでいます。SNS上で悪口を言われたり、あることないことを書かれているみたいです。私はネットに疎く「見なきゃいいのに」と思いますがそういうわけにもいかないようで、どうしてあげればいいかわかりません。(埼玉県在住・40代主婦)

彼女が亡くなられた後も、まだ花さんを誹謗中傷する輩がいるようですが、心ない人間というのは懲りないものですね。そういう連中が巣食う場所がSNSの世界でもあるわけです。ここに近づくか、いっさい近づかないか。この2択しかないのですが、社会的繋がりを必要としている人にとってはSNSを排除して生きることは難しいでしょう。

Twitterやインスタグラムなどの各社がある程度プロテクション機能を構築し、ひどい誹謗中傷をまき散らす悪質なアカウントの割り出しをしてくれればいいのですけど、これにも限度があります。ネットいじめの問題は10年以上前からあるのに、法整備もなかなか進んでいかないのが、残念ながら現状なのです。つまり、個人個人が強くなるしかない。僕もSNS上で何度も攻撃を受けてきた側の人間です。ひどいものでしたが、だれも助けてくれないので、自力で這い上がるしかありませんでした。僕はこの通り図々しい人間でしたから、生き残ることができましたが、木村花さんはそうじゃなかった。

あんなにプロレスが強い人だって、メンタルへの攻撃というのは本当に響くのです。相手は不特定多数のしかも匿名の人間ですからね。相手が分かっていれば阻止もできるでしょうが、ネットの隠れ蓑に紛れて匿名でしか人の悪口を言えない連中が相手だと、そうもいきません。誹謗中傷をしている連中というのは、実際に会ってみたら意外と人の良さそうな人間だったりするわけです。裏の心というのは恐ろしいものです。人間の中にいる悪魔と、まともに戦っちゃいけません。SNSという場所は人間の悪い本性がむき出しになる、実に恐ろしい場所でもあるわけです。

攻撃側に回ることで、勝ち組の一員でいられるような優越が得られます。これが誹謗中傷をエスカレートさせるのです。そしてそのターゲットになりやすいのは、本名で生きている人たち。花さんは大変不幸なことに亡くなってしまいましたが、娘さんはまだ生きている。だから、僕が考えたSNS上の誹謗中傷に負けない十カ条を、娘さんに送りたいと思います。

「誹謗中傷に負けない十カ条」 1.  腹が立ってもクールにスルー 2.  いちいち相手にせずスルー 3.  小さなことはスルー 4.  ふざけんなでスルー 5.  抱え込む前にスルー 6.  他にやること山ほどあるしで完全スルー 7.  敵の思う壺にはまる前にさっさとスルー 8.  時間は有限だから、申し訳ないけどスルー 9.  悪口陰口誹謗中傷は即座にスルー 10.  だれの人生だよ、スルーでしょ!

卑怯であくどい連中に、純粋に頑張っている人たちが負かされるなんて、絶対にあってはいけません。一緒に乗り越えましょう!

【JINSEIの格言】 人生は、他のだれのものでもありません。あなた自身のものです。よく知りもしない他人の顔色をうかがって生きる必要がありますか? あなたに与えられた、一度きりの人生です。

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