あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう(あはき)療養費に受領委任制度を導入する際の不正対策を検討している社会保障審議会医療保険部会あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会が23日、不正対策を取りまとめ、医師の同意書を詳細な様式に変更することを決めた。受領委任制度と同意書の変更は今年10月から実施される予定。

 あん摩マッサージ指圧の同意書は従来、症状の記載について筋麻痺か関節拘縮か、またはその他かを記載するのみだったが、変更後は筋麻痺や関節拘縮のある部位についても記載を求めるほか、筋麻痺や関節拘縮のある部位以外に施術を必要とする場合には、その他の欄に記載を求める。また、往療を必要とする場合には理由を記載することや、あはきに共通して、直近の診察日を記載することを新たに追加する。

 このほか、医師の再同意の方法も変更。従来、3カ月ごとに口頭で行うことを認めていたが、今後は6カ月ごとに文書で行う。再同意の期間が延びたのは、医師の同意書発行に費用負担が生じることに配慮したため。

 また、施術者は再同意の期間ごとに施術の内容や患者の状態等を記載した「施術報告書」を作成し、医師に提出する仕組みを導入する。ただ、報告書作成は現場の負担増となることから、当面は努力義務とし、やむを得ない場合は作成しなくてもよいこととする。