宝塚歌劇団OGで元星組トップスターの北翔海莉が、7月18日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。宝塚退団後の出演作や、今後上演が予定されている作品について語った。

 退団後も、国内外問わず活躍の場を広げている北翔。フランス・パリでも上演された現代能「マリー・アントワネット」では、“狂言師が行う芝居”を指す間狂言(あいきょうげん)を務めたという。「日本舞踊もそうですけれども、宝塚でちゃんと勉強していてよかったです」と話し、宝塚歌劇団で得た経験が、現在に至るまでのすべてに生かされていることが伝わってきた。

 在団中にはドイツ・ベルリンでの公演も経験した北翔らしく、「日本の伝統芸能を持って海外に行けるというのは、なんてありがたいことなのだろうと思いました」と、海外公演ができることの喜びをかみしめた。

 歌のみならず、三味線の演奏など、これまでさまざまなことに挑戦してきた北翔を、番組パーソナリティーの小山乃里子は「できないことはないんじゃないか、と思います」と評した。これについては「趣味は極めたい。一流とまではいかなくとも、始めたからには皆さんに楽しんでいただけるようなレベルまでは持っていきたい」とコメント。北翔の誠実な人柄と、舞台に立つ人間としての強いプロ意識をうかがわせた。

 昨年亡くなった元星組トップスターをしのぶ「峰さを理追悼 チャリティコンサート『愛の旅立ち』」への出演を目前に控え、先日オーケストラリハーサルが行われたそう。会場には、紫苑ゆうや麻路さき、稔幸など、歴代のトップスターが揃い踏みしたといい、「ガクガクに緊張しながら歌ってきました」と、意外な一面をのぞかせた。

 9月には、朗読劇「名作語りシリーズ『にごりえ』」への出演も決定。前回公演が好評だったため、再演を望む声に応える形で実現した本公演は、新内節の若き継承者・新内多賀太夫による三味線も楽しめるという。

 峰さを理追悼チャリティコンサートは、7月22日(金)〜23日(土)兵庫・宝塚バウホール、7月29日(金)に東京・日本青年館ホールにて開催予定。(いずれもチケットは完売)「名作語りシリーズ『にごりえ』」は9月24日(土)、東京・深川江戸資料館 小劇場での上演が予定されている。