ラジオパーソナリティ、歌手、声優などとして多方面で活躍する小森まなみさんが23日、約14年ぶりにラジオ関西の番組『青春ラジメニア』に出演。21日に発売されたファイナルベストアルバム『JEWEL』に込めた思いを語りました。当日は、同番組の前パーソナリティである岩崎和夫さんもサプライズで登場し、小森さんが感激のあまり声を詰まらせる一幕もありました。

 小森さんは2023年12月にアーティストデビュー40周年を迎え、今年3月31日で活動を“マイクオフ”することを発表しています。同番組へは09年以来14年6か月ぶりの出演となりました。

『JEWEL』は4枚組CD。1〜3枚目の収録曲、計54曲はファンからのリクエストをベースに選ばれました。4枚目は、40年以上のラジオパーソナリティ歴を持つ小森さんらしくラジオ番組風の作品が収められ、新曲『JEWEL〜君と歩いた青春〜』で締めくくられています。小森さんは、レコード会社など周りの協力に触れ「21日に生まれた“私たち”の大事な子どもが世の中に出ると思うと、本当にうれしい」と声を震わせました。

「音や言葉はタイムマシン」と表現した小森さん。新曲は別れの曲ではなく、ファンと歩んだ40年間を表すものにしたかったとし、「皆と一緒に歌ってきた曲やフレーズをこの詞の中に込めました」と話しました。

 岩崎さんは、小森さんの出演を受けて2年ぶりに特別出演の運びとなりました。今作を聴いて、かつて関東でのイベントから関西への帰路、高速道路を徹夜で走っていたときの感覚がよみがえったのだそうで、「『ラジコミ』(『mamiのRADIかるコミュニケーション』東海ラジオ 1984年〜2009年放送)の最終回を、途切れ途切れ(の電波で)聴きながら帰っていたときのことを思い出しました。『これをずーっと聴いていたい』と感じた思いが(今回の)最後の曲に込められていて……。家宝にしますね」と話しました。

 同番組パーソナリティの南かおりさんは、「4枚目はみんなへの思いしか入っていない」としたうえ、「本当にラジオを聴いているみたいで、しんみり嬉しくニコニコ聴き入っちゃいました」と伝えました。

 同じくパーソナリティのムサさん(ワタナベフラワー)は、「ちっちゃく左手でキュッキュのファイト」との歌詞が気に留まったとのこと。小森さんは、レコーディングスタジオの内と外でのアイコンタクトや、文通相手への手紙の最後に小さく「頑張ろうね」と書いていたイメージがそのフレーズに映し出されていることを明かしました。

 この日、リスナーからはおびただしい数のお便りが寄せられました。そのうちの一通、「今後、何かマミ姉に力添えできることは」との問いに、「能登半島の地震(の被災地)に心寄り添ってもらえたら」と答えた小森さん。小森さんの思いを汲んで作られたリリックビデオ(YouTubeで公開中)を観てくれるのもうれしいとしました。そして「もう一歩進んでいただけるのであれば」と前置きした上で、「やっぱり『JEWEL』を聴いてほしいですね。良かったら笑顔を見せに3月30日(のリリース記念イベントに)遊びに来てくれたら」と、謙虚に少しはにかむような声で呼びかけました。

※ラジオ関西『青春ラジメニア』2024年2月23日放送回より