23日午後7時40分ごろ、神戸市灘区の阪急神戸線・六甲ー御影間の「高羽踏切」で、特急電車が軽自動車と衝突し、先頭車両が脱線した。
軽自動車は大破したが、運転手の男性は脱出して無事。電車の乗客約400人にけがはなかった。 運輸安全委員会の鉄道事故調査官らが24日、現地に入り調査を始めた。

事故直後の阪急神戸線・特急電車(2020年11月23日 午後9時15分撮影 神戸市灘区宮山町1)
事故直後の阪急神戸線・特急電車(2020年11月23日 午後9時15 分撮影 神戸市灘区宮山町1)

 軽自動車を運転していたのは配送会社従業員の男性(42)。事故前、踏切から北へ約10メートル離れた下り坂の路肩に車を止めて、車外に出ていた。車は何らかの原因で無人のまま発進し、踏切内に進入したとみられる。  
 兵庫県警は過失往来危険容疑で男性から事情を聴いている。男性は「当時は車から離れていた。サイドブレーキの引きが甘かったので、車が踏切まで動いたかもしれない」と説明しているという。運輸安全委も今後、 特急電車の運転士と、この男性の双方から事情聴取も進める。

 

事故直後の阪急神戸線・特急電車 先頭車両前輪(2020年11月23日 午後9時8分撮影 )
事故直後の阪急神戸線・特急電車 先頭車両前輪(2020年11月23日 午後9時8分撮影)

 特急電車は8両編成。運転士が軽自動車に気付いて非常ブレーキをかけたが衝突し、先頭車両の前方の車輪が脱線した。乗客は阪急電鉄が誘導し車外へ避難した。阪急神戸線は23日、終電まで新開地―夙川間の上下線で運転を見合わせた。 神戸線が運転を全面再開したのは、事故から約13時間40分後の翌24日午前9時20分ごろ。乗客約10万人に影響した。