神戸・大阪・東京など全国の銭湯で、鹿児島県阿久根市特産の柑橘を使った『ボンタン湯』が開催されます。

「ボンタン」とは、昔の不良学生のズボンのことではありません。大正時代からあるソフトキャンディー「ボンタンアメ」の原料としてよく知られていますが、「ボンタン」は直径およそ20センチの大きな柑橘です。

 さわやかな香りが特徴で、お湯に浮かべるとオイル成分で肌の保湿や保温の効果を期待できるということで、今年は全国の銭湯およそ400軒が『ボンタン湯』を行います。

 ボンタンはちょうどこの時期が収穫シーズン。皮が厚く、湯船に浮かべても崩れないため銭湯の配管を傷めないのが利点です。

 2月6日はフロの語呂を合わせた「お風呂の日」だということで、兵庫県内では神戸市の銭湯35軒が2月6日、いっせいボンタンを湯船に浮かべます。大阪府内の銭湯も同様に2月6日から『ボンタン湯』を開催します。東京都内の銭湯は、お店によって日程が違いますが、早いところは2月6日から。京都府内の銭湯は2月16日からです。

『ボンタン湯』は、銭湯もボンタン農家もともに軒数が減リ続けていて同じ境遇にあることから始まったもので、今年が5回目。「ボンタンアメ」のセイカ食品が協力し、パッケージのデザインをポスターにしています。

 阿久根市のボンタンプロジェクト・メンバーで、ボンタン農家を継ぐ下薗大樹さんは「湯船に浮かぶボンタンをさわったり香りを楽しんだりするのをきっかけに、ボンタンの存在を知ってほしい」と話しています。(SJ)